川上のほうろ踊りを見学

本日は、揖斐川町川上のほうろ踊りの見学に誘われたので行ってきました。

揖斐川町に移住してから半年くらいのよそ者ですが、八草峠関連の聞き取り調査をする中で徐々に地元の人々と懇意になっていくのは嬉しい限りでございますね。

さてさて、このほうろ踊り。この地域の太鼓踊りの一種ではあり村ごとに特色があって面白いです。川上近辺の地区でも太鼓踊りはありますが、高齢化で中止している村もある中で、川上はしっかり行事として実行さされているので素晴らしいことです。

私も初めて見たのですが、初見の第一印象が夜空に浮かぶ綿が夜桜のごとく幻想的で美しい。これを背負って踊る様は人々の情熱と伝統の重みを感じました。

この祭りのために部落を出た若者も帰ってきます。そして普通に踊るものだから幼少期から脈々と受け継がれているんだなぁと感心しました。

準備にとにかく時間がかかる。一人に2人とか3人がかりでほうろを背負わせて全員の準備が終わるのに1時間はかかっていました。

6人の踊り手がいたのでが、一人ずつ準備が終わった人から鉦と太鼓を打ち鳴らしていくスタイルのようです。

背中に背負っている帯は、女の帯です。昔は女性に借りていたそうです。

ちなみに近所の諸家の部落の場合は、女帯を女性に借りてくるのは同じですが、帯の枚数が多いほど、モテ男の象徴=甲斐性だったようです。しかし川上ではそういうことはなく、借りていた時代から帯の枚数は決まっていたとのこと。

ほうろの竹が高いので、電線に注意です。気がつくと薬師堂に移動してそこでも踊り、最後は八幡神社の境内で踊ります。

今までは見物人も見ていただけですが、クライマックスは踊り手以外の見物人も部落外の人もみんなが輪に入っておどります。私も仲間に入れていただきましたが、なかなか難しかったです。何事もやってみると簡単そうで簡単でないのが世の常。挙動不審のタコ踊りで相失礼いたしました。

祭りの熱気はやっぱり凄まじかったです。祭りあるあるの酔っ払ったオジサンがいて、踊っているお兄さんもなんかだんだんカッコヨク見えてくるし、会場が一つになっている一体感はまさにカーニバル!(笑)

よそ者でありながら参加した私もちょっと村人になった気分にさせていただきました。

こういう地区ごとにある昔から地元の人々が大切にしているお祭りごとは小さいからこそ味わえるアットホームな雰囲気は世間に有名なド派手な祭りにはない、「参加したった感」がおおいにあるのでその村が好きになれますね。